山形の酒田に山居倉庫という昔の米の倉庫があります。

明治時代に酒田米穀取引所の倉庫として船の積み降ろしに便利な最上川と新井田川に挟まれた、通称「山居島」に建てられたものです。

 

今も農業倉庫しても使われているようですが、実際はバスがとまる駐車場があり、土産物店やレストランも併設されて観光地になっています。

 

その倉庫の端に庄内米歴史資料館があります。パッと見は幽霊屋敷っぽい感じですが(失礼!)、せっかくなので300円支払って中を見てみると、その中は昔の農家の暮らしが、人形やセットで再現されていました。夢の階段-米俵担ぎ

 

驚いたのは米俵を担ぐ人のコーナーです。そこには写真と人形があったのですが、一俵約60㎏もある米俵を五俵(約300㎏)背負っている人がいるのです。しかも女性で!



その写真の横に実際の俵に似せて作った60㎏のウエイトがあったので、私も挑戦してみたのですが、それを一個背負うだけで精一杯でした。5個なんて絶対無理です!

 

昔の人はどうやってあの重い俵をそんなにたやすく運んだのでしょうか?謎です。

 

 

その資料館を出ると、倉庫の反対側に出てきたのですが、そこがまた風情のあるケヤキ並木になっているではないですか。立派なケヤキが倉庫に沿ってずっと並んでいます。

 

 

倉庫とケヤキの間が石畳になっていて、その上をトンネルのように覆ったケヤキが、夏の日差しを和らげてくれます。・・涼しい。


酒田は「おしん」や「おくりびと」の撮影現場となった町です。

 

特に何か秀でているものがあるというわけでもないのですが、

 

なんとなく・・・

不思議な魅力のある町です。