08.20

問題の多い日本の免許制度

私の息子が車の免許を取りたいというので、自動車教習所に行って申し込みをしたのですが、話を聞けば聞くほど日本の免許制度が古くて、多くの問題を抱えていると感じました。


 実は私は車の免許を日本で取っていません。30年前の学生時代、カリフォルニア州で取ったものを、日本の免許に書き換えました。日本ではもちろん車を全く運転したことがなかったのですが、サンフランシスコでの免許の取得は、日本のものに比べて実に簡単なものでした。

 

まず、運転の練習ですが、免許を持っている友人にレンタカーを借りてもらい、その車に同乗してもらって一般道で練習します。ギアはもちろんオートマチックでした。2日間くらい練習したところで、右側通行にも慣れたので、その車に乗って、さっそく市内の免許センターに行きました。まずは、筆記試験です。日本風に言えば○×式で、正しいものにチェックを入れていくものでした。内容は簡単なものですが、英語、中国語、スペイン語、日本語など、5か国語以上で受験できるのです。移民が多い国らしく、マイノリティにも配慮されたものでした。

 

採点は直ちに行われて合格となれば、今度は実技試験です。先ほど乗ってきたレンタカーを、試験開始場所に乗っていきます。そこで、隣に試験官が乗り込み、車の安全を確認したあと、試験開始です。そのまま公道に出て、右折、左折、坂道などの試験を行って、免許センターまで帰ってきます。この試験は意外と難しく、多くの人は合格までに2、3回かかります。私は幸い、1回で合格することができました。

 

そのあとは、顔写真を撮ってもらい、しばらく待っていると、California Driver’s License

が出来上がりました。その際に支払ったのは確か10数ドルだと思います。今ならたったの千数百円です。私は、さっそくそのもらった免許証を持って、堂々と公道を一人で運転して帰ったのです。

 

今や、ほとんどの人が免許を取る時代になったのに、何十万という高額な教習料を支払わないと免許が取れないなんて、おそらく世界中で日本だけでしょう。では、教習所に行かずに、直接免許センターに受けに行けばいいと思いますが、ここにも大きな障害があります。


ある私の友人(ベテランドライバー)が、うっかり免許の更新を忘れたために失効してしまい、直接免許センターに試験を受けに行ったのですが、時間の制約がある上に試験官が異常に厳しく、何回も不合格にして、結局、仕事を何日も休んで教習所に行かざるを得なかったという、笑うに笑えない実話があります。


このような旧態依然とした免許制度は、一部の関係者に利益を誘導するだけで、国民に対する大きな負担となっています。私は早急に制度改革をすべきだと思いました。


誰かビシッと事業仕分けしてくれませんかね?

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