先日、父の遺品の整理をしていたところ、ヴァイオリンが出て来ました。

大学で音楽を専攻していた父は、戦後各地を回って演奏をしたそうです。

学内の友人と共に弦楽四重奏を主に演奏したそうです。

当時の写真も残っていました。

そのバイオリンはかなり傷んでいたので、市内の仲田弦楽工房さんに修理を依頼しました。

すると、見違えるように綺麗になり、弦も張り直し、弓も復活して演奏できるようになりました。

仲田さんによると、このヴァイオリンはドイツ製で製作から約100年が経過しているそうです。

そんな昔のヴァイオリンですが、工房では古いパーツが沢山保存されており、

傷んだパーツは丁寧に取り換えていただきました。

試しに弾いてみるととてもよい音色を奏でることができ、父の若かりし頃を思い出しました。

思いでのヴァイオリンを蘇らせていただき、本当に感謝です。